主宰の中村房絵により、「表現研究を行う団体」として2000年に設立。同年2月旗揚げ公演以降、 広島でコンスタントに活動を続ける。
その活動内容は、演劇、ダンス、大衆演劇、と多岐にわたる。「表現者の魅力とは人間としての魅力である」という信念のもと、徹底的にその「人」を掘り下げていく修行型スタイルで作品を創作。「その瞬間のその人から紡がれる物語」を目指し、唯一無二の存在感を持つ表現者を舞台上に出現させることを目指す。
結果、その高い集中力から生み出される空気は、見るものを圧倒し、時に恐ろしい程に感性を揺さぶられる「天辺塔ワールド」を創り出している。

また、「舞台表現」だけでなく、人生においての「自己表現」「コミュニケーション」というものの研究・模索をライフワークとしている。
定期的に開催しているワークショップでは、「表現する人が最初にやってほしいこと」をキャッチコピーに、演劇の根底にある「感じること」「伝えること」「自分を知ること」「相手を知ること」を徹底的に研究し訓練している。
表現の仕組みを知ることでもっと人生は豊かになるはずであると確信し、プロの表現者を目指す者はもとより、あるゆる世代・場所での人達に表現に携わってほしいと日夜活動を続けている中で、長年研究を続け磨き上げられたその内容は、演劇のみならず日常生活にも役立つと、教育機関でも好評を得ている。

ワークショップの様子

2014年から約1年半、活動休止した後は、これまで劇団員中心だった活動形態からプロデュース形態に変化。天辺塔Place+(てっぺんとうぷらす)と名付け、一般参加の創作ワークショップや、ダンサー・役者のプロデュース公演などを行う。

いずれの活動も、この広島の地において、意識・表現力・思考能力の高い表現者を育てていくことを目的をしており、より豊かな創造の場がここに生まれることを願っている。

主宰の中村は、若手演出家コンクール2012優秀賞受賞。

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