なりたい姿と
なれない姿。
差し出された【手】に、
そののどちらもがありありと刻まれている。
ままにならない日々の中、
持たされている、この【手】を使い、
懸命に自分の人生を握りしめている。
力強くぎゅっと掴めているときもあれば、
力なく触れているのが精一杯のときだってある。
だから、
【手】からの届くメッセージを言葉にするときには、
どんな内容もなるべくシリアスにならないよう心がける。
つくづく容赦のないリアルな世界だからこそ、
できる限りおもしろおかしいバーチャルな世界へ変換して。
だってね、本当はわかってることだから。
わざわざ辛辣な言葉に仕立てる必要なんてない。
あえて、
ファンタジーに。
どうしようもない自分を、
「不器用さんだね」
「しょうがないよね」
と、笑ってあげれることができたら、
どうしようもない日常を、
「やってらんないよね」
「まじか、しんどいね」
と、笑ってしまえたら、
その笑い声は
きっと救いになるから。
先の見えない毎日、
手探りでがむしゃらに生きてる自分を、
物語の主人公を見守るように、
エールを送ってあげませんか。
私でよければ、
ご一緒しますよ。