わたしはわたしの手が読めない。
眺めても、眺めても、
モヤモヤするばかりで。
他人の手を読むように
自分の手が読めない。
なんでだろう……。
手相読みするとき、
「第一印象」として、最初に手に触れてキャッチする「情報=土台」がいくつかある。
手触り
大きさ
指の形
温度…とか
これらを足掛かりに、どんどん細かく読んでいくのだけれど、自分の手に関してだけは、この肝心の土台がスポッと抜け落ちてる感じがする。
だから、
いくら手のひらに点在している「情報=相」を読んだとて、土台がないからフワフワしてて、まとまっていかない。
なんとも、もどかしい。
まぁ、自分の手だしね。
24時間触れ続けているものに
改めて「第一印象は?」なんて問うのは難しいか……。
でも、だとすると、
わたしは、わたしの一番近くにいるけど、
実は、わたしのことを一番わかってあげられていない、
て、ことになるのかも。
なんだか
申し訳ないな。
仕方ないな、とも思うけど。
だから、
せめて「この手にしてやれること」として、
ハンドクリームを塗ってあげようじゃないか。
【カサカサよりはしっとりと。】
これ、いい手相の条件の1つですから。
一緒に頑張ってくれてる、目の前の手に、
わかってあげられないことも多々ありましょうが、
これからもよろしく!
と、労いながら。
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近すぎるがゆえに、
「自分のこと」は掴みにくいもの。
でも、
手の中には、そんな掴みにくい「自分のこと」がしっかりと刻まれています。
他人だからこそ、よくわかることがあるのかも。
いつでもお越し下さいませ。
いつでもお読みしますので。