突如として
「理不尽の波」に
飲み込まれてしまうことがある。
なんとかたて直そうと
あがいてはみるものの、
次々やってくる余波に足元掬われて
ブクブク沈んでいってしまう。
でも、
停止してるわけにもいかないんだけどなぁ。
そんなときは、
ため息つきながら
しばし【手】を眺める。
そして、
グーパーグーパー、握って開いてしてみたり、
スリスリスリスリ、擦り合わせてみたり。
それから、
私の得意はなんだった?
私の強みはなんだった?
そんなことを思いながら、
この【手】に刻まれてる相を再読してみたりして。
そしたら、
ほんの少しだけ力がわいてくる。
さぁ、
踏ん張っていかないとね。
「ふぅ~~~っ」
大きく深呼吸して、
ゆっくりと一歩を踏み出す。
この【手】で掴む「未来」に出会うために。
何かが待っててくれてると信じて。