手のひら日記

【三世の手のひら日記】2021.10.20

お芝居するとき
ーなんで、
こんなこと言うんだろう…?
ーなんで、
あんなことするんだろう…?
なんで?  なんで?  なんで?
さっぱり理解できない。
まったく共感できない。
怖っ……。
あ~、不愉快~!
いや~、嫌いだわぁ~!!
と、敵対してしまうような役を演じることがあります。
役とはいえ、「嫌い」な人でいることは辛い。
でも、それに気づかないふりしてやり過ごす「無責任」は、もっと辛い。
どうやって、この敵対関係を解消していこうか…。
なんとしてでも、
「私」と「役」とが傷つけ合わない距離感を見つけ出し、
いち早く、そこへ持ち込まねばなりません。
そんなときにやることがあります。
それは
「役」の中に潜んでいる
「だって」の大捜索です。
不快なその言動にも、
奇妙なあの行動にも、
なにもかもに「正当な理由」が必ずあるからです。
限られた時間の中で
素早く、でも、丁寧に探していきます。
すると、
ーあっ、そういうことかぁ!
ーだからかぁ~!
ーなるほど…!なるほど…!
と「だって」が見えてくる瞬間が、突如やってきます。
ーだって
こうなんだもん、ね?
【はい、そうです。】
ーだって
そうなんだもん、ね?
【はい、そうです。】
ここまでたどり着いたら、
もう不愉快ではありません。
自信と責任をもって、
「私」は「役」の味方になり、
安心な距離感を保ちながら演じることができます。
「手相読み」の最中、
この「だって」探しと似た感覚を味わうことがあります。
「なんでかな?」
と、疑問に直面した時。
そんなときには
「手」の中の「だって大捜索」スタートです。
間違いなく、必ず、手の中に「だって」はいますから。
時に、分かりやすく堂々と。
時に、密やかにうっすらと。
「だって」が見つけられれば、
きっとあなたの味方になれる、と信じて。
さぁ、
迷子になりそうな時はいつでもお越しください。
じっくり、ぐっくり
あなたの「だって」を
捜していきましょう!!

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