手のひら日記

【コーリングのときどき手のひら日記】2023.10.11  ズルが出るときって

子どもたちが大きくなるにつれ、私の生活からすっかり失くなってしまったことの一つが
「子どもと一緒にテレビを観る時間」。

なので…てのも変だけど、
朝二人を学校へ🚐送っていくときには、
車内のテレビをあえて「Eテレ」にしておいてみる。

すると、
かつて毎日のように一緒に観ていた番組が、マイナーチェンジをしながらも続いていたりして、それが会話の「タネ」になってくれたりする。

先日も、
ある番組で話に「ハナ」が咲いた。

登場人物の一人に
「ズルオくん」という名の
男の子がいて、
まぁ、その名の通りズル~い性格をしている。

友だちと楽しくゲームしていても、いざ負けそうになると、
ズルして勝ちをくすねる。
で、ズルを指摘されると、
「ズルなんかしてないよ!ボクを信じて!!」
と大きな声で堂々とウソをつく。

まったくもって
「おいおい!」な子なんだけど、不思議と憎めなくて、
「もう!」と言いつつ笑ってしまう。

でね、
そのズルオくんを見ていると
初めて会う感じがしないわけ。

すると、お兄ちゃんが

「あ~、なんか知ってるねぇ。こういう子、な~んか近くにいるよねぇ。」

と、言い始めたから、

「そう!!」

と、思いっきり乗っかった。

もちろん、私たちが思い描いてる人物は…弟くん。

あれ?
そう言えば弟くん、
さっきから一言もしゃべってない。
そんなはずないけど、
「まさか寝とる?」
て、ミラー越しに覗くと、
絶妙なキョトン顔をした弟くんと目が合った。
彼の瞳は全くもってブレることなく、私を見つめ続けてくる。

ふいに
脳内に「あの曲」が流れてきた。

♪だから 君の顔 見つめたよ
だから 君の顔 見つめたよ
どんなに君の瞳が僕を疑っても
僕はこの瞳で嘘をつく
僕はこの瞳で嘘をつく

CHAGE&ASKA【僕はこの瞳で嘘をつく】
……名曲なり。

いやはや、
12歳でこの世界観を体現してくるとは…。

一瞬その瞳にヤられそうになったけど、

「ズルもウソも許さんけぇね!!」

しめしめとばかりに車を降りていこうとする後ろ姿に叫んだ。

ーーーーーーーーーー
弟くんの【手】を眺めていると、

人と人の間を
スイスイ泳ぎ回る魚みたいだな、と思う。

常に周囲に目を配って
どう立ち回ろうか、
いつもいつも考えてる。

彼の【手】がもつ、この「らしい」一面は、
人とつながるときに力を発揮してくれてるはず。
でも、
使い方が下手くそだと、
ズルやウソで周囲に多大な迷惑をかけてしまい、
信頼も信用も失ってしまう危険をはらんでいる。

「らしさ」も使い方次第。

弟くんが上手に使いこなせるようになるには、
まだまだ訓練が必要。

ということで、
母の「ズルオパトロール」も
もうしばらくは継続確定。

はい、がんばりますよ。

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