時に
八方塞がりで
前後左右何も見えなくなって
途方にくれることがある。
なぜ、こんなことに?
なぜ、自分にだけ?
なぜ、このタイミングで?
なぜ? なぜ? なぜ?
わたしの目の前に差し出される、
がんばれるだけがんばってきた手。
厳しい状況に身を置いている方の手って、
もれなくといっていいほど
弱々しくてフニャフニャしている。
それから、
手がね、
パッ!と開かなくなる。
「よくやってきましたね。
大丈夫、大丈夫。」
そう心で呟きながら、
刻まれているメッセージを探す。
遠くまで
一気に見通すことは難しいかもしれないけど、
足元を
一歩一歩見つめながら、
あなたらしい姿を取り戻していきましょう。
あなたの頼もしい姿、
わたしには見えてますよ。