手のひら日記

【三世の手のひら日記】2022.2.23

子どもの通う小学校に
絵本の「読み語り」ボランティアサークルがあって、ベテランさんたちに混ざって私も活動している。
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毎週金曜日の朝。
長い廊下に一人佇む。
ふと、横に目をやると
ベテランさんたちがずらり。一人一人、その日割り当てられた教室のドアの前に立って、入室の合図を待っている。
手に【絵本】を抱えて。
ほどなくしてチャイムが鳴ると、
各教室のドアがすっと開き、ベテランさんたちは音もなくするりと中へと入っていく……。
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この光景を見るたびに
「モンスターズインクのあのシーンじゃん!!」
て、思っては
ベテランさんたちのクールな横顔にしびれてしまう。
☆ちなみに「あのシーン」とは、
怖がらせ屋のプロとしてモンスターズインクで働くモンスターたちが、毎夜子ども部屋のドアをくぐり、子どもたちの元へ向かう、という場面。
ベテランさんたち、
年齢も、絵本の好みもさまざただけど、
お一人お一人、子どもたちに向き合おうと臨む、その姿が実にかっこいい。
子どもは正直。
ごまかせない。
そのことをよく知ってらっしゃるんだろう。
残念ながら、今はコロナでお休みだけど…、
再開の日が待ち遠しい。
次にくぐるドアの向こうにはどんな子どもたちが待っているのかな。
わたしも
クールなモンスターになれますように、な~んてね。

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