手のひら日記

【三世の手のひら日記】2021.9.22

毎晩、寝る前に少しだけベランダにでて過ごす。
してることは、
独り言……(笑)
星や月が出ている日はそれらに向かって、
雲がいっぱいの日にはそれに向かって、
雨の日はなんとなくボッーとしながら、
思いつくままにブツブツと。
誰にも聞こえないくらい小さい声で。
ここ最近は、
何座かわからないけどよく光ってる、あの「星」に相手してもらっている。
そういえば、しばらく前にはオリオン座にたくさん聞いてもらってたなぁ。
わたしの立ち位置は
何一つ変わらないのに、
星の位置はどんどん、どんどん変わっていく。
一瞬、ふと、
何とも言えない、置いてかれるような気持ちになる。
取り返しのつかない、焦燥感みたいなものに飲み込まれそうになる。
でも、そんな時には
少しだけ目線を左にずらして、別の星が近づいてきてることを確認する。
自分の周りをぐる~~っと無数の星が廻っていて、
目の前から去っていったあの「星」も、一周りぐるりして、またやってくるから。
そんなイメージがわいてきたら、もう、大丈夫。
心がスンと静まってくる。
ぐるぐる、ぐるぐる
廻ってる。
さてさて次の季節、
わたしのはなしを聞いてくれるのは、どなたかなぁ。
こっそり、相手してくださいね。

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